遅くなりましたが、論述問題考えてみました。
第34回キャリアコンサルティング技能士2級論述試験解答例
問1
定年前は人間関係も良く、色々あっても乗り越えてきたが、定年後からは嘱託として働き、営業から事務的なサポート業務に変わり、会社も仕事も面白くなく、やりがいも感じられない。定年後の業務は以前と違い、何もかも変わってしまい、乗り越える気力もなくなっている。長年会社のために頑張ってきたのに、誰の役にも立たないと感じている。若手にはアドバイスも拒否され、もう潮時かなとも思う。最近の若手は何を考えているかも分からないし、どうしていいかわからないことが問題。
問2
- 「今までと同じにやっていける…」と定年後もやりがいをもって働けると思っていたが今の働き方にやりがいを見いだせずにどうしていいかわからなくなっていることから自己理解の不足と考えられる。
- 上長から事務的なサポート業務と言われ、若手にアドバイスするも聞いてもらえないことや定時に帰宅を促されてしまうことから誰の役にも立っていないのではないかと現在の業務の役割を理解できていないと思われる。
- 「この1年で家庭も仕事も・・・もうどうしていいか・・・」と発言から定年後のプランができておらず中長期キャリアライフプランを考えられていないことがうかがえる。
問3
①目標
1.今後の生きがいやりがいを見出す
2.現在の業務の役割や貢献の可能性を明確にする。
3.今後のキャリアと生涯設計を立ててみる。
②方策
相談者のやりがいを感じられないと話していることを十分に受け止め、今までいろいろあったことも乗り越えられ成果をだされてきたことを承認し、さらに継続雇用で悩まれていることに寄り添ってお話をお聞きすることで信頼関係を構築する。
相談者が長年会社のために頑張ってきたことを丁寧に、経験の振り返りを行い、ジョブ・カードを用いご経験からのスキル等を整理し、今後の業務ややりがいのためにこれまでの経験をどう活かしていくかを検討する。上長に再度、現在の業務の役割を確認し、自身の在り方や若手社員への関わり方が周囲にどう映っているかを客観的にどうすることがいいのかなど相談していただくことを促す。
ライフプランニングシートを用いて、ご家族らと記入をしながら今後のキャリア、ライフ、マナープランを考えていただき、さらに自身が誰かの役に立っている実感と居場所を得て働いていける充実した生活ができるよう計画を立てていただくことを支援する。
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